第41章-2 先ほどは緩めで、粘液なんかいらないのにと思ったが、今回は、もっと粘液が欲しいと思った。
同じように、自分のデルタ地帯の中心にあるバギナの形状が一変していた。痛みはなかったが、先ほどのように簡単に出し入れが出来る状態ではなかった。
上下左右の膣壁がアロマオイルの滑らかなボトルの表面に吸いついているようだった。
生きた肉棒でないと知っていたが、そのボトルの存在は、あたかも怒張したペニスのように、私の膣内でびくともしないぞ、と主張しているようだった。
私は、自発的に腕を動かしながら、強引に出し入れに挑んでいた。自分で行っている行為にもかかわらず、誰かに、強制的に異物を挿し込まれ、いたぶられ、それに思わず感応している自分の姿を思い浮かべた。
……犯されている。突然部屋に押し入った見知らぬ男の男根で、私は犯されているのね……
まったく不自然な状況を設定することで、いま私はオナニーなんかしていない、と思い込もうとしているようだった。
……やめて、やめて、人を呼ぶわよ……私は誰にも聞こえない小さな声で、仮想にリアリティを持たせようとしていた。
現実に、このような事態が発生し、見知らぬ男の汚らしい怒張が挿し込まれている姿を晒してでも、救いを求めるか、自信はなかった。そんなことも頭をよぎる癖に、私の性感は確実に頂点に向かって昇っていた。
ボトルのキャップの部分が膣奥に達していた。
先日、圭の亀頭が入り込んだ感覚が蘇った。こんな異物で同じことをして良いのだろうか。私は一瞬立ち止まったが、腕も腰も、止められそうもない勢いで前進していた。
……あぁヤバいかも、子宮頚に入り込んでしまった……
多分、子宮頚に入り込んだボトルのキャップは身動きが取り難くなっていた。
硬質の物体なのだから、自在性はまったくなかった。みずから形を変える圭の亀頭のような融通性もなかった。
動かすことが儘ならないボトルがバギナに刺さった状態で、立ち往生していた。
痛みはなかったが快感もなかった。ただ、到達したという達成感はあったが、オーガズムとは全く無縁なものだった。
不思議なもので、手を離したにも関わらず、アロマボトルは、私のバギナに刺さったまま、飛び出してくる気配もなかった。
私は、もし抜けなくなったらどうしよう、と本気で心配した。
恐る恐る、子宮頚部にある関門から逃れるため、じわじわと抜きにかかった。間違って、ボトルが子宮の中に吸い込まれたどうしよう、ふとそんな不安もよぎった。
私は、ボトルの底をつかむ手は絶対に話さない決心で、わずかに回転させるような動きで、なんとか無事にアロマボトルを抜き去った。
額の汗は、オーガズムの汗ではないのは事実だった。やはり、圭のペニスが欲しいと心から思った。今日中に5分でいいから、圭のペニスで挿されたいと熱望していた。
つづく
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