第41章部屋は、二方向の窓が大きく開口されていたので、明るかった。遠くの超高層ビルの窓から望遠鏡で覗けば、ふたりの行為はまる見えだろうが、委細構わなかった。
見たい奴がいたら、どうぞ覗き込んでマスターベーションでもしたら良い。OLが覗いたら、股間に手を伸ばすのも許してやろう。
俺の身体は、鑑賞に堪えられないだろうが、敦美の女体は、観客を魅了するだけのものがあった。
余程のもの好きでなければ、男の体を凝視する奴はいない。
おそらく、女が覗きの主であっても、品定めは、先ずは女の身体からだろう。まあ、たまたま、男の勃起がみごとであれば、凝視することもないとは言えないが、俺は未だ服を着たままなのだから、見られる心配はなかった。
「股を開きな」先日の初めての交合の時よりは、幾分優しく命じた。
敦美は、お待ち申し上げておりました、そんな感じで、大きく開放された日本橋の空に向かって、オ×ンコを晒した。
どういうつもりか分からないが、未だまだ張りのある綺麗にマニュキュアされた十本の指が、大陰唇を強く圧しながら、淫裂の扉を左右に押し拡げた。
どこから供給されているのか、ふと不思議になる程、愛液が湧き出ていた。
どこかに源泉があると、探求心が深まる理由もわかる。夢のない事実だが、その多くが、膣壁から滲み出ているものだと言われても、納得したくない気分だった。
俺の二本の指が、せわしなく、敦美のオ×ンコの中の愛液を掻きだした。
「いい、なんだか知らないけど、かゆい所を掻いてもらっている感じ。もっと爪立ててもらいたいの、強くていいの・・・・・・」
まさか、膣壁に爪を立てて掻きむしって、とリクエストをされても、どの程度の手加減なのか分からなかった。
流石に爪を動員するのは躊躇した。敦美のリクエストは、そんな風に感じるようにと云うものと理解した。
とりあえずの愛液を掻きだした俺の指は、敦美の膣壁にあてがわれた。俺は迷いながら、どの辺の膣壁が痒いのか、探り続けた。
「ポイントに当たったら、知らせてくれ」
「うん。どこもかしこも気持ちいいけど、より好いとこ知らせるね」
「あぁ、それで良いよ。じゃあ、先ずは左の壁だ」
二人は、昔遊んだ”お医者さんゴッコ”に夢中になっていた。
あらかたの膣壁を一回りしたが、敦美の口から洩れてくるのは、軽いよがり声であって、水先案内人の役は半ば放棄していた。
つづく
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