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あぶない女 13


第13章

こんな状態の女が望むセックスは優しいものではないだろう。

痛いくらいに激しく行為することで、奥に逃げ込んだ性感が引き戻されるのだろう。

本当に、女が、性的快感をおぼえているのかどうか、訝った。

バイブの尖端が膣奥でクネクネとグラインドしている、その動きと俺の手の動きが連動しているかどうか分からなかった。

分からなかったが、握り締めたバイブの尖端を、これ以上入らないところまで突刺した。

そして、ねじりを加えながら、子宮を抉っている積りで、責め続けた。

「凄い、ああ、続けて、もっと、もっと強く、強く、ウッウッ」敦美に今まで見られなかった表情が現れた。

「イケるのか!」俺も切羽詰った声を出していた。

「ウ~ッ、ウウウ、ウーッファーあああ」敦美の身体が初めて硬直を見せた。

俺は、ヴァギナに黒い棒を突っ込んでいる女に、どうにかして満足を与えたかった。

右手でバイブを目一杯押し込み、捻りまわし、左手で恥骨を押さえ、触れないつもりだったクリトリスを激しく揉み込んだ。

「ギャアアアッ!!!!」敦美は野獣のように叫ぶと、四肢を投げだした。

仰向けに無様な姿を晒した敦美の下腹部がゆっくりと動き、生きていることを伝えていた。

煙草に手を伸ばしかけた俺は、宙に浮いた手を戻すとベッドから飛び降りた。

そして慌ただしくバスルームに飛び込み、入念に手を洗い歯を磨き、嗽を繰り返し、深く息を吐いた。

ここまで警戒する女の為に、俺は何をしているのだろう?

たしかに、猥褻心は満たされたと言えば満たされた。

方法はどうであれ、あの女はイッタことはイッタのだから義務も果たした。

しかし、シャブ中でなかったら、勃起で、あの女のヴァギナの中心を貫きたかった。

性格も決して悪いわけではない、少し肉が戻ればルックスも完璧だろう。

アソコの姿は、手を合わせて、拝みたくなるような美形だし、あの亀頭の弟のようなクリトリスを咥えたらどんなにか感触があるのだろうか。

俺の勃起は、大の字になって、腹部を上下させている敦美の姿を眺めながら、先走り液を滲ませた。

正気になった敦美と云う女を抱いてみたい欲望はあった。

そして、正気の時、どのような反応を示すものか、この目でたしかめたかった。

どのような反応なのだろう?

中毒から抜け出す為に協力してみようか?

否、それは危険すぎる。独り者ならどうにかなるだろうが、女房を覚せい剤中毒にしてしまった旦那も敵に回すことだ。

無理だ、そこまでエロに身を任すわけにもいかなかった。
つづく

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プロフィール

鮎川かりん

Author:鮎川かりん
小説家志望、28歳の女子です。現在は都内でOLしています。出来ることなら、34歳までに小説家になりたい!可能性が目茶少ないの分ってっているのですけど、挑戦してみます。もう、社内では、プチお局と呼ばれていますけど…。売れっ子作家になりたい(笑)半分冗談、半分本気です。
初めての官能小説への挑戦ですけど、頑張ってみます。是非応援よろしくお願いします。

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