第87章俺は自分の部屋に籠って、寿美と敦美と云う女体を並べて思い浮かべていた。
不謹慎なことだったが、思い浮かんだのは、ふたりの女のオ×ンコの形だった。
二個の女体は、両の脚をⅯ字にして、俺の方に向かって開脚していた。
二つのオ×ンコは似ていた。
比較的大ぶりな外観をしていた。陰毛も同じ程度の濃さで、大陰唇部分はカミソリで綺麗にトリミングされていた。
その所為か、大陰唇の形状が手に取るようにわかったが、ふたつの大陰唇は同じような膨らみを見せ、色素沈着も少ないので、両の腿との境界線はハッキリしなかった。
多くの場合、この大陰唇に特別の差異を見つけることは困難なことが多い。
女体の陰部の形状の違いは、多くの場合、小陰唇の形状の差異によるものだった。
女体のオ×ンコの形状といえば、多くの男の目は小陰唇に注がれていて、大陰唇の形状を云々することは稀だ。
その所為か、男の中には、大陰唇と小陰唇の区別がつかない人も多く見られる。
正直、小説などにおいても、大陰唇の形状に言及することは少なく、多くは、小陰唇の形状と陰核の大きさに関する表現が多い。
俺もご多分に漏れず、寿美と敦美のオ×ンコの形状を比較しようと云う思いの中で、目に浮かべたのは小陰唇の形状だった。
しかし、二つの女体を映し出す記憶に、差異は見られなかった。それ程しげしげと見たことがない所為もあるが、同じような形状だった記憶しかなかった。
下肢の膨らみ具合、脚の長さ、腿の太さ、それらはひどく似通っていて、顔を伏せられて、おまえの女房はどっちだ、と詰問されても正確に言いあてることが出来ないくらいだった。
そんなことだから、見比べるといっても、記憶の中から、二つの女体のオ×ンコの形状を明確に比較することは出来なかった。
ただ、わずかな差異を敢えて指摘するなら、敦美の陰部の色調の方が濃く、寿美のは身体全体の色調と変らないものだったと云う記憶だった。
二つの女体の小陰唇は比較的厚みがあった。皺はあまり寄っていないが、唇のようなぽってりとした厚みがあった。
この厚みは、オ×ンコを覗き見た時、ひどく卑猥に見えた。卑猥と云う表現が不適切であるのなら、唇を近づけて口に含みたい衝動を憶える形状だった。
しかし、現実に口に含んだのは敦美のオ×ンコだけで、寿美のそれは、口に含んだ記憶はなかった。
こんな厄介事があると云う時に、ふたりのオ×ンコの形状について思い出している自分は不謹慎だと思った。
そして、そのような不埒な想像に耽ることを考えると、敦美のことなど、何ひとつ心配していないのではないかと訝った。
いや、そんなことはない、と言下に否定した。
俺はそんなに薄情な男ではない。しかし、ほんの少し前、同級生だったという敦美と寿美のオ×ンコを見比べていたではないか、やはり、オマエは女体にしか興味のないスケベ男に過ぎないのだ。
俺は、その糾弾に反駁を加えようと思ったが、その反駁が、今の状況に何らの影響を及ぼさないことに気づき、途中で放棄した。
ただ、俺にとって、ふたりの女は、どう云う存在なのか、今後の課題として押しつけられた圧力は感じたままだった。
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