ご挨拶1週間チョッと、充電期間をいただきました。
心身ともに完璧ではありませんけど、そろそろと新作に挑戦したいと思います。
饗庭先生の昔の作品をもとに、大幅加筆修正の中編です。
男目線の、少し過激な官能?ミステリーになると良いのですけど、どうなるのでしょうね?
鮎川かりん
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『 あぶない女 』(中編)
鮎川かりん (原作:饗庭龍彦)
第1章
・・・敦美か・・・
俺は自分の神経が狂っているとは思わなかった。
先ほどまで会っていた人妻の記憶が鮮明な中で次の女を考えることを奇妙だと思わなくなっている自分が相当おかしいとは思ったが狂っているとは思わなかった。
そして、「少しⅯなのですけど、普通でもかまいません」とメッセージを送ってきた敦美という女の事を考えていた。
”旦那とはセックスレス歴、2年以上です”
”へえ、彼のこと好きじゃなくなったのかな?それともセックスの相性が悪いとか?”
”う~ん、説明しにくいな、私普通じゃないの、だからしない、そういうことかな。それに旦那のことは、どんどん嫌いになっている、だからもう絶対にしないと思うの”
”普通じゃないって、どう云うことなの?敦美ってさ、多分いい女な感じがするんだよね。身体もむっちりして、男が見逃さない女。そんなイメージなんだけど。全然違っているのかな?”
”ピンポン、男好きする身体だって言われること多いけど。いまでもそんなに崩れてないよ、見てもらいたい”
”見たい!観たい!看たい!診たい!ミタイ!”
”見せたげる、ほら見て。でもね違うの。私、昔の男が忘れられないの、だから旦那がなにしても感じない、暫らくすると気持が悪くなる。ホントに吐気がしてくるの、ホントだよ!”
完全にメールの匿名性の魅力が発揮された世界が敦美と俺の間に展開し始めた。
一種現実逃避現象の一種だった。相手を他人だとは思わなくなる、自分の中にいる異なる自分と会話しているような錯覚の空間がそこにあった。
”陰唇が綺麗だ、ピンクに光ってる。舐めたい、吸いたい、齧りたい”
”齧って、お願い齧って”
”入れるぞ、指でかき回してやる。グニョグニョ音を立てて、かき回してやるぞ”
”いいよ、たくさん虐めて、叩いて、お尻叩いて、お尻にも頂戴、入れて入れて”
”四つん這いになれ!さあ、犬のようになるんだ。尻をもっと高く上げるんだ!”
”ハイ”
”ヨシそうだ。叩くぞ、痛いなんて声を出すんじゃないぞ!堪えるんだ!ソリャ!ソリャ!”
つづく
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