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終着駅92 モザイクが外れ、女の横顔が


第92章

女は気怠い動きで上半身を起こし、だらしない姿で横たわる、その半勃起な一物を手のひらに掬い上げ、緩慢な動作で愛撫し始めた。

意外にも、美絵のペニスの扱いは堂に入ったものだった。美絵自身の唾液だろうか、その半勃起の上に粘液っぽいものが滴り落ちた。顔は写っていないので、なんとも言えないが、唾液を垂らしたのだけはたしかだ。

美絵の手に包まれた男の情けない半勃起なペニスが、入念に愛撫されていく状況は、アロママッサージの施術を受けている患者のようでもあった。

しかし、その患者は大人しいどころか、手の動きに呼応して、みるみる姿を変貌させていった。滑りが少なくなったのか、女は更に近づいて、唾液を補充した。

その時、一瞬モザイクが外れ、女の横顔が見えた。そう、間違いなく美絵さんの横顔だった。まさか、こんなテクニックを美絵さんが身に着けていたなんて、想像も出来ず、声を失った。

蘇生したペニスが怒張の姿を完璧にし、ピクピクと動き、更なる硬度を求めているようだった。

「おい、跨れ!」男がぶしつけに命じた。

私は、自分が命じられたように感じて、腹を立てたが、美絵は快く、その命令に服従した。

なんてことよ、お尻でおチンチンへし折ったら良いのに、と思ったが、美絵は嬉しそうに尻を揺すりながら、身体の中心に、そのおチンチンをあてがい、ずぶずぶと器用に挿し入れた。

美絵は、一気に深く男の怒張を呑み込んだらしく、オーガズムの祭典に、自ら飛び込んだ。

体操座りを器用にこなし、膣口から、亀頭が抜けないように上下動を繰り返し、自らとどめを刺すように、深く腰を沈め、全身に緊張を走らせた。

美絵がオーガズムを味わったのを確認した男が、今度は下から、腰を突き上げ、次のオーガズムを美絵に味あわせようと躍動した。

結合部の抜き差しは見えなかったが、恥骨と恥骨を打ちつけあう音に、美絵の愛液が混ざりあい、バシびちゃと表現の難しい音を出していた。

美絵の表情は、苦痛と快感と哀しみのようなものを綯交ぜにし、ゆらゆら動く陽炎のようになっていた。彼女の記憶が遠ざかっているのを感じたが、男は責めを中止する気配はなかった。

圭のペニスに勝るとも劣らない男のペニスが一瞬現れた。終わりかなと思ったら、体位を変えようとしているようだった。

「逆さま、背中を向いて跨がれ」男はまた、不躾に命じた。
つづく

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鮎川かりん

Author:鮎川かりん
小説家志望、28歳の女子です。現在は都内でOLしています。出来ることなら、34歳までに小説家になりたい!可能性が目茶少ないの分ってっているのですけど、挑戦してみます。もう、社内では、プチお局と呼ばれていますけど…。売れっ子作家になりたい(笑)半分冗談、半分本気です。
初めての官能小説への挑戦ですけど、頑張ってみます。是非応援よろしくお願いします。

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