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終着駅8-2

第8章―2

 「多分、女性によっても違うんだろうな…」圭は、遠くをみつめているように呟いた。おそらく、美絵さんの乳房や乳首は、どうだったらろうか、記憶を辿っているようだったが、あえて聞きただすこともなかった。

 「触って…」私は恋人に甘えるような声音で愛撫を促した。圭の手のひらが乳房全体を包んだ。温かな手のひらだった。稚拙な触り方だが、誠実に私の乳房を扱おうと試みる気持ちが伝わってきた。

 「これで良い?」

 「手のひらが、乳首にだけ当たるようにして」

 「こうかな?」

 「そう、良い感じよ。続けて」力仕事をしたことのない圭の手のひらが、さらさらと私の乳首に刺激を与えた。鳥肌が立つ前の奇妙な感覚が襲い、自分の乳房全体が乳首だけになる感覚が迫っていた。

 「乳首が立ってきてるでしょう?」

 「うん、立ってきた。どうすればいい?」

 「優しく噛んでみて」圭の唇が近づき、私の乳首を咥えた。

 「唇じゃなく、歯だけ」私は、思わず命令口調になった。

 圭は優しさを忠実に守った。私はイキそうだと思った。

圭の歯で、オーガズムが得られるなんて想像もしていなかったが、まさにイク寸前に達していた。膣では収縮が起き、緊張が走るのを実感していた。

 「強く噛んで!強く、もっと強くてイイよ!」

 「圭、姉さんイクよ」私は予想もしていない結果に戸惑い、敗北を味わうように、素直に状況を伝えた。

 「圭!入れて」私は命令の中に哀願を含んだ声で、圭に挿入を促した。

つづく

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鮎川かりん

Author:鮎川かりん
小説家志望、28歳の女子です。現在は都内でOLしています。出来ることなら、34歳までに小説家になりたい!可能性が目茶少ないの分ってっているのですけど、挑戦してみます。もう、社内では、プチお局と呼ばれていますけど…。売れっ子作家になりたい(笑)半分冗談、半分本気です。
初めての官能小説への挑戦ですけど、頑張ってみます。是非応援よろしくお願いします。

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