第47章敦美の裸身は、ホテル自慢の二面採光のベッドの上で、正真正銘の“潮吹き”の瞬間を待っていた。
もう、敦美の口から言葉は失われていた。そして、ひたすら、潮が吹きだす瞬間を待ちうけていた。
一瞬、敦美の腰が浮いた。
次の瞬間、敦美の開かれた股間から、水がほとばしった。部屋の採光と、敦美のほとばしる水が、光の中で絡みあった。
綺麗だ、俺は観察を忘れ、水と光の戯れを眺めていたが、観察を命じられていたことを思い出した。
股間を覗き、大陰唇を指で開いて見ても、そのほとばしりが、膣口から出ていると確信は持てなかった
俺は、逆もまた真などと呟きながら、比較的観察が容易な状態になっている尿道口に目を向けた。
尿道口から、その水が噴出していなければ、まさに、その水は膣口から放出されている筈だった。
少なくとも、尿道口から、水が噴出しているようには見えなかった。
敦美の股間は、おびただしい噴出してくる水で濡れているから、尿道口も濡れ光、輝いていた。しかし、俺が目撃する限り、そこから噴出している印象はなかった。
つまり、そこから噴出していないのであれば、噴出口は膣口に限定される。
なぜ、膣口から、これほどの量の水が噴出するのか信じられなかったが、真実だった。
俺は、俄かに信じられない中で、深く考えもなく、その水を手で受けとめ、口で味わった。
何の味もしなかった。
尿であるなら、どんなに水っぽい尿であっても、塩分の味がする筈だったが、敦美の吹きだす液体は、まさに、無味無臭だった。
膣口から噴き出していた液体の勢いがなくなり、敦美の肉体が弛緩していった。
オーガズムに達したのと同様な惚けた表情の敦美は美しかった。映画のワンカットを演じている女優のようだった。
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